念珠玉(ねんじゅたま)は、珠数の主玉(おもだま)などに使われる玉
素材には、香木や天然木などの木製素材や、天然石・象牙・珊瑚・真珠などがある
念珠の玉一つ一つに意味がある
<香木>
伽羅(きゃら)・沈香(じんこう)・白檀(びゃくだん)
一枚の板から木取りし、丁寧にくり抜いた玉を、一粒ずつ磨いて自然のつやを出す
<天然木>
菩提樹の木の実・梅の木、紫檀、黒檀、鉄刀木、栴檀、桑、檳榔樹 など
一枚の板から木取りし、丁寧にくり抜いた玉を、一粒ずつ磨いて自然のつやを出す
<天然石>
翡翠・水晶・瑪瑙・虎目石・カルセドニ・ラピス、トルコ石など
<その他>
珊瑚・琥珀・象牙・真珠・貝・海松・ガラス・合成樹脂 など
<知恩院>
旧築地上に、天然記念物のムクロジが生育している
果皮が洗濯に、種子が念珠玉に用いられるなど利用価値も高いもの
<水精念珠(重要文化財)>
平安時代のもの
東寺の所蔵