花柳流(はなやぎりゅう)は、日本舞踊の最大の流派
江戸時代後期に、初代 花柳芳次郎(後に初代 花柳壽輔)によって創立される
家元は「花柳壽輔」の名跡を継承し、現在は五代目 花柳壽輔が家元を継承している
他の流派に比べて細かい間のリズムが重視され、舞よりも踊りを重視されるといわれる
上七軒の北野をどりは、花柳流の振付が行われる
<名前の由来>
流祖となる西川芳次郎が、幼い頃から吉原に育ち、
破門されたときに、芸妓に舞踊を教えていたことから「花柳の廓」にちなんで「花柳」に改姓したとされる
<上七軒>
をどりの流派:花柳流
毎年3月25日から4月7日に北野をどりが行われる
こじんまりとした感じの物語性の強い舞踊劇と総踊り
フィナーレの「上七軒夜曲」は、黒の揃いの裾引姿・島田髷の芸妓と、いろとりどりの華やかな舞妓さんが
全員揃っての総踊りが行われる
<若柳流>
若林勇吉(わかばやしゆうきち)は、花柳流を創始した初世 花柳壽輔の門下で舞踊を学び、
花柳壽輔の幼名である「芳松」の名を与えられ、「花柳芳松」として、花柳壽輔と共に多くの舞台の振付に携わっていた