「金閣寺(きんかくじ)」は、三島由紀夫の長編小説
金閣寺放火事件を題材にして、重度の吃音にコンプレックスを持ち、金閣寺の美にとりつかれた溝口養賢を描く
多数の言語に訳され、海外でも評価が高いベストセラー小説
戦前
吃音のため自己の意思や感情の表現ができないでいた溝口養賢
軍国的な若者たちや、同年代の女性たちとの間に、精神的な高い壁を感じていた
養賢は、少年の頃から父親から金閣寺の話を繰り返し聞いており、
その話しから、常に完璧な地上最高の美としての金閣寺を思い描いていた
<金閣寺放火事件>
1950年(皇紀2610)昭和25年7月2日未明
金閣寺の見習い僧侶であり大谷大学学生だった林承賢により放火され、金閣寺が全焼した事件