風姿花伝(ふうしかでん)

の理論書
全七編

著書:世阿弥
執筆:1400年(皇紀2060)応永7年(最初の三編)

外国語訳:Kadensho、Flowering Spirit

 風姿花伝(ふうしかでん)は、世阿弥が記したの理論書

 世阿弥の残した21種の伝書のうち最初の作品

 最古の能楽論の書、日本最古の演劇論を記した書とされる

【風姿花伝の歴史・経緯】

【風姿花伝の概要】

 風姿花伝(ふうしかでん)は、能楽を大成した世阿弥が記したの理論書

 世阿弥の残した21種の伝書のうち最初の作品

 最古の能楽論の書であり、日本最古の演劇論の書ともいわれる

 亡くなった父親 観阿弥の教えを忠実に整理記述され、世阿弥が習得してきた視点から解釈を加えた記述になっている

 全七編あり、当初に全体の構想があり順次きされたものではなく、最初の三編が38歳の時に記され、
残り四編は、その後20年くらいかけて執筆・改訂されたといわれる

 内容は、の修行法、心得、演技論、演出論、、一生涯の維持方法、歴史、の美学などが記されている

 「幽玄」「物真似」「花」といわれる表現が記されている

 世阿弥が、書名の由来を「その風を得て、心より心に伝ふる花なれば、風姿花伝と名付く」と記している

【風姿花伝の内容】

 <序>
 (原文)

 <第一編>
 年来稽古条々
 年齢に適応した応じた稽古のあり方と、役者自身の修行法・心構えなどが記されている

 <第二編>
 物学条々
 稽古すべき各種の芸に対する注意点、各役に扮する演技の方法などが記されている

 <第三編>
 問答条々
 実際の上演で起きがちな問題の一問一答、芸の実力を発揮する工夫方法などが記されている

 <第四編>
 神儀云
 神事としての申楽の歴史・神話などが記されている

 <第五編>
 奥義云
 最も究極の大切な教え、芸能人の生き方などが記されている
 (抜粋)

 <第六編>
 花修云
 の創作と本質、芸術心などが記されている

 <第七編>
 別紙口伝
 「花」の解明、芸の魅力、舞台効果の本質についての考察が記されている


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