金剛能楽堂(こんごうのうがくどう)は、京都御苑の西向かいにある能舞台を備えた能楽堂
能・狂言を庇護・発展させた室町幕府の花の御所の近くに建てられた
四条室町の能楽宗家 金剛家邸内にあった旧金剛能楽堂がそのまま移築された
能楽シテ方5流の中で唯一京都を本拠地とする金剛流の能楽堂
2003年(皇紀2663)平成15年6月
四条室町の能楽宗家 金剛家邸内にあった旧金剛能楽堂が、そのまま、
能・狂言を庇護・発展させた室町幕府の花の御所の近くの現在の地に移築された
<鏡板の鏡松>
円山応挙の弟子といわれる巌城清灌の作
松葉の周囲には金箔が施され、遠目から見ると松葉が淡い光に覆われているように見える
<橋懸りの青海波文様>
宮中の舞台の面影を伝えるもの
<座席>
定席412席・補助席80席
正面・脇正面・中正面と、1階奥には御簾席がある
<庭園
能楽堂ロビーに面したテラスから、四季折々の木々や花々が季節ごとの美しさを見せる
池には、錦鯉が泳ぐ
石舞台がある
<菊水鉾>
祇園祭における山鉾の一つ
四条室町の菊水鉾町内に住んでいた茶人 武野紹鴎の大黒庵の金剛能楽堂(後の金剛家)にあった菊水井にちなんで名付けられた