結崎座(ゆうざきざ)は、室町時代に大和国結崎(現在の奈良県)を中心として活躍した猿楽の座の一つ
結崎座の世阿弥が、将軍 足利義満の支援を得て、
大和猿楽の物真似主体の芸風に、田楽や近江猿楽などの歌舞的要素を取り入れ、芸術性を高めた
<流祖 観阿弥清次>
式三番など神事猿楽を中心としていた座を、猿楽中心の座へと改め芸術性を高めた
<世阿弥>
観阿弥の息子
物まね中心であった猿楽能に田楽能における歌舞の要素を取り入れて、歌舞能を完成させた
<神事猿楽>
大和猿楽四座は、翁を務める「長(おさ)」と称される長老を代表者として、
春日社の若宮祭や、興福寺・多武峰寺の法会のときに、神事猿楽を奉仕することが義務となっていた