雪舟(せっしゅう)は、室町時代に活躍した禅僧、水墨画家
日本の水墨画を発展させた大成者で、後世の画家に多大な影響を与え「画聖」とも称される
現存する作品のうち6点が国宝に指定されている
作品は数多い
中国風の山水画だけでなく、人物画や花鳥画もある
大胆なコンポジションと力強い筆線により、非常に個性的な画風を作り出しているといわれる
現存する作品のうち6点が国宝に指定されている
<天橋立図(国宝)>
西国三十三所霊場第28番札所の成相寺や、丹後国の一宮の籠神社が描かれている
京都国立博物館
<四季山水図巻(山水長巻)(国宝)> 毛利博物館(山口県)
<秋冬山水図(国宝)> 東京国立博物館
<破墨山水図(国宝)> 東京国立博物館
<慧可断臂図(国宝)> 斉年寺(愛知県)
<山水図(国宝)>
<芬陀院>
方丈南庭を作庭し、「雪舟寺」と称される
<故事 涙で描いた鼠>
江戸時代に狩野永納が編纂した「本朝画史(1693年刊)」によると
幼い頃に近くの宝福寺に入った雪舟は、絵ばかり好んでお経を読もうとしないので、
和尚さんに叱られ仏堂の柱に縛られてしまう
雪舟は、床に落ちた涙を足の親指につけ、床に鼠を描いたところ、和尚さんは、その見事な絵に感心して、
雪舟が絵を描くことを許したといわれる故事
<弟子>
秋月、宗淵、等春らがいる