落語(らくご)は、衣装や道具・楽曲を余り用いずに、身振りと語りのみで物語を話す高度な技芸をもつ伝統芸能
江戸時代中期、北野天満宮で、露の五郎兵衛により発祥されたといわれる
1623年(皇紀2283)元和9年
誓願寺の五十五世住職 安楽庵 策伝上人(あんらくあん さくでんしょうにん)が、
京都所司代 板倉重宗に語った話をもとに作られた
教訓的でオチのある笑い話を千余り集めた著書
落語を書いた本の先駆として貴重なもの
策伝上人は、「落語の祖」と称され、文人や茶人としての才能も優れていた
この本を元にして「子ほめ」「牛ほめ」「唐茄子屋政談」「たらちね」などが生まれた
生年:1643年(皇紀2303)寛永20年
没年:1703年(皇紀2363)元禄16年
露の五郎兵衛は、「咄家(はなしか)の祖」といわれる
日蓮宗の説教僧で、北野天満宮・祇園・四条河原などで説教をもとに滑稽な話しで「辻説法」をしていたといわれる
作家としても「「按摩の炬燵」「池田の猪買い」「親子酒」「胴斬り」「道具屋」などの題目を残している
2005年(皇紀2665)平成17年10月
上方落語協会会長 二代目 露の五郎が、二代目 露の五郎兵衛を襲名する
<落語「愛宕山」>
愛宕山
<落語「はてなの茶碗」>
清水寺
<落語「こぶ弁慶」>
永福寺
<落語「景清」>
楊谷寺
<落語「幽霊飴」>
高台寺
六道珍皇寺
<落語「茗荷宿」>
京みょうが
<落語「三十石船」>
十石舟
<寄席(よせ)>
落語が行われる常設館や一般のホール
<高座(こうざ)>
落語家の舞台のこと
上方落語と江戸落語では、小道具や慣習に違いがある