燕庵(えんなん)は、藪内家にある藪内家の象徴的な茶室
西本願寺の門前町の一角、西洞院通に面して表門がある
古田織部の考案による相伴席付三畳台目の茶室
燕庵(えんなん)は、古田織部の考案による相伴席付三畳台目の茶室
一重、東面入母屋造、西面切妻造、茅葺
床の左に相伴畳(しょうばんたたみ)が置かれ、
これに続いて軒内土間となり
水屋に通じる給仕口が開いている
燕庵は、初代 藪内剣仲が、義兄の古田織部から譲り受けた茶室
相伝を受けた者のみが、絶対忠実に写すことが許されている
家元の燕庵が焼失したときなどには、最も古い写しが家元に寄付されることになっている
1831年(皇紀2491)天保2年頃
摂津有馬結場村の弟子 武田儀右衛門が燕庵写しを建立
1864年(皇紀2524)元治元年7月
蛤御門の変(禁門の変)の兵火で藪内家の家屋が全焼する
1867年(皇紀2527)慶応3年
現在の建物は、弟子 武田儀右衛門の建てた燕庵写しが移築されたもの