今日庵(こんにちあん)(Kon nichiAn)
所在地:
京都市上京区
小川通寺之内上ル東側
地図情報
流派:
裏千家
創建:
千宗旦
重要文化財(
裏千家住宅全て)(1976年(皇紀2636)昭和51年の指定)
国の名勝
今日庵(こんにちあん)は、三千家の一つ・茶道の最大の流派 裏千家(うらせんけ)の代表的な茶室
千宗旦が、表千家 不審菴を江岑宗左に譲り、北裏に、隠居所として建てたもの
裏千家の禅と茶を一体にとらえたわび草庵の茶室
「裏干家」の名は、表千家(不審菴)の北裏にあることから称される
【今日庵の歴史・経緯】
「今日庵」は、二畳敷の「今日庵」と四畳半の「又隠」など、庵の建物の全てをさしていう場合もある
<今日庵>
一畳台目という最も狭い草庵の
茶室
床も壁面を代用してある
茶室の構成を極限まで 切り詰められて、侘びがもとめられている
<又隠(ゆういん)>
葛屋葺の四畳半で、筆先柱・網代の駆入天井・突上げ窓のある利休好みの
茶室
<寒雲亨>
建院造の
茶室
<兜門>
<無色軒>
<利休堂>
<咄々斎>
<溜精軒>
<批笙斎(ほうせんさい)>
<対流軒>
<又新(ゆうしん)>
<大炉の間>
<槍の間>
<三猿舎>
<
千利休居士・千宗旦居士遺蹟今日庵の石碑>
【その他】
<名前の由来>
庵の茶席開きの当日、遅刻してきた清巌和尚が、
茶室の腰張りに
「懈怠比丘不期明日(懈怠の比丘明日を期せず)」と書いて帰ったといわれ、
それを見た
千宗旦が「今日庵」と命名したといわれる
「今日庵」は、
裏千家の代名詞にもなっている
【今日庵へのアクセス】
市バス 堀川寺之内 徒歩約5分
地下鉄 烏丸線
鞍馬口駅 徒歩約15分
【京都検定 第1回2級】
【京都検定 第21回1級】