蔵六庵(ぞろくあん)は、龍安寺にある茶室
江戸時代初期の茶人 不遠庵僖首座により茶室とされる
露地に、徳川光圀の寄進の「吾唯足知の蹲踞」がある
蔵六庵(ぞろくあん)は、龍安寺の方丈から東庭を隔てた東北隅にある
龍安寺十勝の一つ
「蔵六」とは、亀の別称で、頭・尾・四肢の6つを甲羅の中に隠すので「蔵六」と称される
茶室の周りには、龍安寺垣がめぐらされている
居住の庵が、江戸時代初期の茶人 不遠庵僖首座により茶室とされる
四畳一間で中板が設けられている
水屋部分には掛け窓がある
<吾唯足知の蹲踞>
露地におかれている永楽銭の銭形手水鉢
徳川光圀(とくがわみつくに)の寄進といわれる
水が溜まる中央の四角いくぼみが漢字の「口」の部分として、周りの文字と合わせて「吾・唯・足・知(われただたるをしる)」の
4つの漢字になるよう周りに文字が刻まれている