煎茶道(せんちゃどう)は、抹茶ではなく、急須などを用いて煎茶や玉露などの茶葉に湯を注いで飲む作法
茶道とは別のものとして捉えられている
全日本煎茶道連盟には39の流派が加盟している(2008年(皇紀2668)平成20年現在)
小川流
皇風煎茶禮式流
瑞芳庵流
泰山流
玉川遠州流
賣茶本流
同じ道具でも、流派によって呼称が異なる場合がある
急須・宝瓶(泡瓶)・茶銚
茶碗・茗碗
茶托
湯冷まし
涼炉・瓶掛・灰炉・火炉
茶壺・茶心壺・茶入
ボーフラ・湯罐・土瓶
<萬福寺>
茶聖 売茶翁 高遊外を記念して売茶堂が建てられる
全日本煎茶道連盟本部の事務局がおかれ、煎茶文化の拠点になっている
<平安神宮>
9月最終日曜に煎茶献茶祭が行われる
煎茶道六流派の各宗家が、毎年輪番で献茶奉仕される
一般参列は不可
祭儀終了後、境内各所で協賛茶席が設けられる
<白峯神宮>
11月23日に御火焚祭が行われる
誓願成就、家内安全、除災招福など様々な願いが込められた「願い串」「護摩木」が浄火により炊き上げられる
献茶式は、飛鳥井の名水を汲み上げて、茶道家元 千宗匠や煎茶道 方円流宗匠の奉仕によりお茶が奉献される
<大蓮寺>
煎茶道小川流の流祖 小川可進のお墓がある
旧 常念寺のときから建っていた
<全日本煎茶道連盟本部>
煎茶道の開祖は、黄檗宗を開いた隠元隆きとされている
事務局が萬福寺におかれ、萬福寺の管長が全日本煎茶道連盟の会長を務める
1956年(皇紀2616)昭和31年の設立
<永谷宗円>
江戸時代中期に、日本煎茶の主流となる「青製煎茶製法」を考案した
<売茶翁 高遊外>
煎茶を普及させ、茶聖、煎茶道の始祖といわれる
<小川可進>
江戸時代後期の医師・茶人で、煎茶道小川流の創始者、初代小川後楽