京都服飾文化研究財団は、世界の各時代の衣服、装身具・文献・資料等の収集保存を行っている公益財団法人
17世紀以降の服飾資料1万3千点や、コム・デ・ギャルソンやシャネル、ルイ・ヴィトンなどからの寄贈品も収蔵している
収蔵品のデータベースを「KCIデジタル・アーカイブス」として公開されている
<定款目的>
世界の各時代の衣服、装身具及びこれらに関する文献、資料等の収集、保存を行い、
これらの資料に基づく衣服及び衣服と文化の関連について調査、研究を行うと共に、
展覧会・講演会・研究会等を通じてその成果を広く公開し、
生活の中で服飾の占める存在意義についての深い理解を助長し、
併せて人々の美意識の高揚を図り、もって我が国の服飾文化の発展に寄与することを目的とする
<定款事業>
目的を達成するため、次の事業を行う
(1)世界の各時代の衣服、装身具及びこれらに関する文献、資料等の収集、保存、公開(電磁的記録を含む)
(2)これらの資料に基づく衣服及び衣服と文化の関連についての調査、研究
(3)これらの資料の保管、展示等に関する技術的研究及び施設の設置運営管理
(4)衣服等に関する解説書、目録、図録及び調査研究の報告書等の作成及び頒布
(5)衣服及び衣服と文化に関する講演会、研究会等の主催、及び学校等と連携して行う社会教育及び専門家の育成
(6)本邦及び海外の博物館等と連携し、刊行物及び情報の交換、資料の相互貸借等の実施
これに基づく国際文化交流
(7)その他公益目的を達成するために必要な事業
事業の推進に資するため、次の事業を行う
(1)収集、保存及び調査、研究の成果を公開する目的で、
出版社等と協同もしくはその依頼により、収集した資料(電磁的記録を含む)の一部、
及び書き起した論考や解説文、独自に撮影した収集品の画像の提供を行い、その無体財産使用料を得る事業
(2)その他前条各号に定める事業に関連する事業
収集は活動の根幹であるという考えのもとに、
設立以来、近世以降それぞれの時代を代表する西欧服飾品とそれを造形してきた下着、
それらの背景を紐解く文献資料の収集という基本構想のもとに活動を続けてきている
17世紀から現在までの服飾資料を1万3千点、文献資料を2万点所蔵
その中には1千セットに及ぶコム・デ・ギャルソンからの寄贈品を筆頭に、
クリスチャン・ディオール、シャネル、ルイ・ヴィトン等、世界的なメゾンからの寄贈品も含まれている
これら収蔵品をより長く生き延びさせるため、
常時温度20℃、湿度50%の保存環境で収蔵し、劣化の原因となる紫外線や害虫、カビの侵入を避けている
<KCIスタディ・ルーム>
収蔵品のデータベースを「KCIデジタル・アーカイブス」として公開され、
デザイナーや研究者たちの活動を支援されている
収蔵品(衣装、下着、アクセサリー等)約1万3千点の文字と画像データが閲覧可能
<スパイラルビル(東京 青山)>
収蔵品約300点を閲覧できるデジタル・アーカイブスを無料で公開されている