嵯峨鳥居本(さがとりいもと)は、嵯峨野の西北、
嵯峨釈迦堂(清凉寺)を経て愛宕神社へ向かう愛宕街道に沿った長さ約650m、面積約2.6haの地域
愛宕神社の一之鳥居前に形成された町並み
草葺(くさぶき)の農家風の建物、江戸時代の茶屋が軒をつらねる
1979年(皇紀2639)昭和54年
国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定される
京都市伝統的建造物群保存地区条例第3条に基づき保存計画が定められている
化野念仏寺を境にして上下の2つの地区に分けられる
<上地区>
愛宕神社一之鳥居に近い上地区
草葺(くさぶき)の農家風の建物が軒をつらねる
<下地区>
格子のあるむしこ造りや下屋付平家建の京町家風の建物が建ち並らび
周囲の生垣、竹、桜、もみじなどの樹木や、背景の山並みともよく調和している
多くが江戸時代末期から明治時代にかけて建てられたもの
<かや葺平家建の農家風建物(くずや)>
<瓦葺平家建町家>
<瓦葺むしこ造り町家>
<五山の送り火>
曼陀羅山で「鳥居形」が、午後8時20分頃に灯される
<平野屋次郎坊>
愛宕街道に面して建っていた平野屋の住居を、鞍馬街道の「二軒茶屋」を解体した古材を用いて改築したもの
嵯峨鳥居本の上地区の特徴である茅葺の茶亭となる