舎人親王(とねりしんのう)は、飛鳥時代から奈良時代にかけての天武天皇の第六皇子
持統天皇・文武天皇・元明天皇・元正天皇・聖武天皇に仕え、左大臣 長屋王よりも上の位の立場で皇親政治の中心的存在
天武系の皇室の長老として褒賞された
「日本書紀」編纂の責任者
<勅撰正史「日本書紀」>
巻30巻と系図1巻
天武天皇の勅命により、舎人親王が責任者として編纂された
<万葉集>
舎人親王の和歌が、3首収録されている
「大夫(ますらを)や 片恋ひせむと嘆けども 鬼(しこ)の大夫 なほ恋ひにけり」 (万葉集巻2)
「ぬば玉の 夜霧ぞ立てる 衣手の 高屋の上に たなびくまでに」 (万葉集巻9)
「あしひきの 山に行きけむ 山人(やまびと)の 心も知らず 山人や誰(たれ)」(万葉集巻20)
<知太政官事(ちだじょうかんじ)>
奈良時代に大宝令によりおかれた令外官
太政官を統轄する立場
職掌や、令制官職・位階との相当関係や、左大臣・右大臣等などとの上下関連も不詳
刑部親王・穂積親王・舎人親王・鈴鹿王など、断続的に存在した
<藤森神社>
東殿に祭神として天武天皇とともに祀られている
学芸の祖、学問・打鞠の神さんとされる
11月14日には、舎人親王祭が行われる
<伏見稲荷大社>
藤尾社(ふじおしゃ)に、祭神として祀られている
5月5日に例祭が行われる
<神足神社>
祭神として祀られている