大谷大学(おおたにだいがく)、北区小山上総町にある私立大学
東本願寺が設立した「学寮」を由来とする
<開校の辞>
初代学長 清沢満之が、開学式典において
「本学は他の学校とは異なりまして宗教学校なること、殊に仏教の中において浄土真宗の学場であります」
と述べ
真宗大学が親鸞聖人の浄土真宗の思想に基づいた「浄土真宗の学場」としての「宗教学校」であり、その教育目標が、
仏教を中心とした諸学問を教授することを通じて、我々において最大事件なる自己の信念の確立の上に、
その信仰を他に伝える、即ち、自信教人信の誠を尽くすべき人物を養成することであると述べた
<大谷大学樹立の精神>
1925年(皇紀2585)大正14年
第3代学長 佐々木月樵が、「大谷大学樹立の精神」において、大学の3つの目標として
「第一は、仏教を学界に解放したことである
第二は、仏教を教育からして国民に普及することである
然しこれらの二大目標は人その人を得るにあらずば出来難いから、
第三には、宗教的人格の陶冶に留意することである」
と述べ、
教育の3つの方針としては
「本学に於ける人格陶冶の三モットーたる所の、本務遂行、相互敬愛、及び人格純真の三条に心をよせ、
各自純真の人間となっていただきたい」
と述べた
<大学の理念>
親鸞聖人の仏教の精神に基づき、「人材」ではなく「人物」の育成を目標とする人間にかかわる諸学問を教育・研究の根幹として、
その研究成果を広く社会に公開するという建学の理念がある
建学の理念とされる「自己の信念の確立」の実現のために、大学としては小規模であることに有効性を見出し、
文学部のみの単科大学であることを守り続けてきている
<文学部>
真宗学科
仏教学科
哲学科
社会学科
歴史学科
文学科
国際文化学科
人文情報学科
教育・心理学科
<短期大学部>
仏教科
文化学科
幼児教育保育科
<大学院>
文学研究科
<校章>
中央に「大」の篆書の字が図案化した6枚の牡丹の葉で囲まれている
<石碑「知進守退」>
大学の正門北側にある
曇鸞大師「浄土論註」にちなんだ「知進守退」と刻まれた石碑がある