<仕込み>
中学を卒業してから各花街の置屋に入り
半年から2年ほど、舞妓さんになるための修行をする
(花街の言葉、礼儀作法、踊り、鳴り物、歌道、華道、茶道などを習う)
<見習い>
1ヶ月ほど
だらりの帯の半分の長さの「半だらり」の帯を締め、姐さん芸妓と一緒にお茶屋で修行する
<店出し>
置屋の女将さんや、茶屋組合から許しが出れば、晴れて舞妓としてデビューする
<襟替え前>
芸妓への1〜4週間前
先笄を結って、お歯黒を付ける
<襟替え>
芸妓となる
二十歳前後の場合が多い
<だらりの帯>
足首のあたりまで垂れ下がり、歩くとゆらゆら揺れる帯
京都の舞妓さん特有の帯で、長さは5m以上あり、かなり重い
この帯を絞めるには力を必要とするため、男衆といわれる男性が着付けを行う
芸妓さんになると、お太鼓の帯となる
<おこぼ>
履き物のこと
ぽっくり下駄のこと
<髪型>
自毛で日本髪を結い上げる
(芸妓の場合は自毛ではなくかつらを被る)
経験年数に応じて結い上げる髪型が決まっている
祇園祭など、大切な行事の時には特別な髪型で結い上げられる
<花かんざし>
毎月決められている四季折々の花をあしらったかんざしをつける
<裾引き>
肩上げ、袖上げのされた裾を引いた振袖の着物を着る
帯から下の裾までの部分を「褄(つま)」と称し、外を歩いたりするときには必ず左手で持って歩く
左手で褄を持つことで、着物の合わせ目から男性の手が入りにくくなる
舞妓は、経験年数や行事に応じて、自毛で結い上げる髪型が決まっている
<割れしのぶ>
店出しから、約2年間
赤い鹿の子が前後に見えるようにする
<おふく>
舞妓になり、3年目から結える髪型
赤い鹿の子が、後ろだけ見えるようにする
<先笄(さっこう)>
舞妓さんが、芸妓に襟替えする前に、約2週間だけ結う髪型
束ねた橋の毛が特徴
この間は、お歯黒にする
<勝山(かつやま)>
祇園祭の時に結う
<奴島田(やっこしまだ)>
お正月の時に結う
<都の賑い>
6月第3土曜日、日曜日の2日間
京都の五花街の芸子・舞妓さんが年に一度競演する初夏恒例の合同特別歌舞公演会
<始業式>
1月7日(上七軒は1月9日)
花街における仕事始めで、芸舞妓が一堂に会して精進を誓う
芸子・舞妓さんは、第一正装の黒紋付に、正月の縁起物の本物の稲穂の簪をつける
<事始め>
12月13日
芸子・舞妓さんたちは「今年もよろしゅうおたのもうします」と家元に挨拶をし、ご祝儀の舞扇を受けて精進を誓う
<男衆>
芸舞妓さんの着付けを行う男性
だらりの帯は長さは5m以上あり、かなり重く、この帯を絞めるには力を必要とするため